他人事ではない!?介護リフォームを知ろう

2022/09/20(火) 家づくりのこと

福祉住環境コーディネーターの塚原です。

私は一般的なリフォーム工事の他に、介護リフォームも担当しています。

 

介護リフォームとは、手すりを取り付けたり、スロープを作って段差を解消したり

お家をバリアフリー化する工事です。

 

「ウチには介護が必要な人はいませ~ん」と他人事に思う方にも

知識として知っておいて損はない、補助金のお話も含めて今日は書いておこうと思います!

 

 

 

先日、自宅に手すりを付けたいとのご依頼をいただきました。

お話を聞くと、おばあちゃんが玄関で靴を履こうとしてバランスを崩し転んでしまい…お尻の骨を折ってしまったんだそう…

手すり等は何もつけていなく、壁に手を添えて歩いていたとのこと。

すぐに必要な手すりを提案し、見積りをご提示して、工事を行いました。

 

工事前。柱が見える和風のお家の玄関↓

 

木製手すりを取り付けました。悪目立ちしないように柱と同系色にしています。

 

お風呂にも、滑りにくい樹脂製手すりを取り付けました。

 

お風呂の入り口には、手首の返しを考えて作られた「オフセットタイプ」を取り付けました。

タイルのお風呂に取付ける際は、慎重に下穴を空けてから取り付けます。

 

この工事は「介護保険」を利用したので、1割負担でOK。お客様は実質1万円ほどの出費になりました。

再度ケガをしないためにも、この手すり取付工事は、やっておいて損はないと思います。

 

 

介護保険制度について簡単にいうと・・・

高齢や病気で介護が必要な状態になったら「介護認定」を受けます。

そうすることで、様々な公的支援・サービスを受けることができます。

 

その中に、住宅改修(=お家のバリアフリー化工事のこと)も含まれていて

工事代金、最大18万円まで助成金がもらえます(上限20万円の1割が自己負担)

 

 

たかが18万円?と思うなかれ・・・。

マジすまに室内手すりの取り付けをご依頼いただいた場合、

玄関、廊下、トイレ、お風呂、階段・・・全てに使いやすい手すりをバッチリ取り付けできます!

 

 

他にも、こんなご依頼にお応えしてきました。

掃き出し窓からお庭へ安心して降りられるようにする工事

<Before>

 

 

<After>

 

 

和式トイレを洋式トイレに取り替える工事

<Before>

 

 

<After>

 

 

廊下~各部屋 床の段差の解消(他、リフォーム工事も同時に行いました)

 <Before>

 

 

<After>

 

 <Before>

 

 

<After>

 

 

介護される人、介護する人、それぞれにいろいろな事情があります。

私の場合は、担当のケアマネージャーさんがいらっしゃれば一緒にお家に伺って

ご本人の希望に寄り添いつつ、介護の知識と住宅の知識の両方の目線で、一番いい工事ができるように努めています!

 

最後に、私が何よりお伝えしたいことは

「介護に予防策はある!!」ということ。

 

ケガをしたり病気をしてから介護認定を受けて、助成金が出ることはとっても助かるのですが・・・。

お金じゃ買えないのが『健康な体』!!

冒頭で書いた、おばあちゃんの骨折も、手すりが1本付いていれば防げたのかも・・・?

 

大切な家族を守るためのリフォーム、この機会に考えませんか?

手すり1本でも喜んでお受けします^^

 

ケアマネージャーさんからのご相談もOKです!!!

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