完成!當麻寺 中之坊で稲荷社の屋根を新設しました
こんにちは!リフォーム担当の塚原です。
マジすまでは、店舗や事務所など、住宅以外の工事も請け負っておりますが
今日はお寺の工事のお話です。
寺社仏閣の工事は、住宅とは仕様や材料など異なるのはもちろん
「規格」というものがないため、ひとつひとつが手作業の連続です。
職人さんの技術がないとできない仕事ですので、
ご依頼いただくということは、それだけ信頼をいただいている証。
私たちも、身の引き締まる思いで、工事をさせていただきました!
場所は、葛城市にある「當麻寺 中之坊」です。
1400年の歴史をもつ當麻寺。
その中にある中之坊では、蓮の花や椿など、自然の美しさを味わえる庭園があったり、
写仏やヨガなどの体験ができたりと、年間通して訪れる人が多い人気のエリアです。
この中之坊の境内奥には、お稲荷さんを祭っている稲荷社があります。
大変歴史ある建造物で、風化から保護する必要があるため、
上屋(屋根)をつくる工事をさせていただきました。
足場を立てて、工事の準備をしている間にも、
大工さんたちは自社の作業場で、柱や梁など、
ノミやカンナを使って一本一本「手刻み」して部材をこしらえました。
そうしてやってきた7月下旬。
よく晴れた暑い日、大工さん総出で工事を行いました。
先に鳥居を立て、続いて上屋を組みます。
手刻みした部材同士が、キレイに組まれていきます。
これには、大工さんたちからも「おぉ~!」と喜びと安堵の声があがりました。
境内には車が入れないので、塀の外からクレーンで部材を搬入しました。
近くの建造物や植木に細心の注意を払って誘導します。
それぞれ動きを読みながら、協力して工事を進めます。
すぐ横に生えている神木は、切ることができませんので
屋根の方を凹ませることに。
この後、数日かけて、屋根の仕上げ工事や塗装工事を行いました。
そうしてやっと、完成できました!
屋根材は、周囲の建造物に合わせて銅を選んでいます。
経年により、キレイな青銅色になっていくでしょう。
ぜひ、実物を見に、當麻寺 中之坊へ足をお運びいただけると嬉しいです。
穏やかな時間が流れていて、心が落ち着くお寺です。
當麻寺 中之坊
葛城市當麻1263
詳しくはコチラから
最後までお読みいただきありがとうございます♪