完成!當麻寺 中之坊で稲荷社の屋根を新設しました

2020/08/23(日) 家づくりのこと

こんにちは!リフォーム担当の塚原です。

 

マジすまでは、店舗や事務所など、住宅以外の工事も請け負っておりますが

今日はお寺の工事のお話です。

 

寺社仏閣の工事は、住宅とは仕様や材料など異なるのはもちろん

「規格」というものがないため、ひとつひとつが手作業の連続です。

 

職人さんの技術がないとできない仕事ですので、

ご依頼いただくということは、それだけ信頼をいただいている証。

私たちも、身の引き締まる思いで、工事をさせていただきました!

 

 

場所は、葛城市にある「當麻寺 中之坊」です。

 

 

 

1400年の歴史をもつ當麻寺。

その中にある中之坊では、蓮の花や椿など、自然の美しさを味わえる庭園があったり、

写仏やヨガなどの体験ができたりと、年間通して訪れる人が多い人気のエリアです。

 

この中之坊の境内奥には、お稲荷さんを祭っている稲荷社があります。

 

 

大変歴史ある建造物で、風化から保護する必要があるため、

上屋(屋根)をつくる工事をさせていただきました。

 

 

 

 

足場を立てて、工事の準備をしている間にも、

大工さんたちは自社の作業場で、柱や梁など、

ノミやカンナを使って一本一本「手刻み」して部材をこしらえました。

 

 

 

そうしてやってきた7月下旬。

よく晴れた暑い日、大工さん総出で工事を行いました。

 

 

 

先に鳥居を立て、続いて上屋を組みます。

手刻みした部材同士が、キレイに組まれていきます。
これには、大工さんたちからも「おぉ~!」と喜びと安堵の声があがりました。

 

境内には車が入れないので、塀の外からクレーンで部材を搬入しました。
近くの建造物や植木に細心の注意を払って誘導します。

 

それぞれ動きを読みながら、協力して工事を進めます。

 

 

すぐ横に生えている神木は、切ることができませんので
屋根の方を凹ませることに。

 

 

この後、数日かけて、屋根の仕上げ工事や塗装工事を行いました。

 

そうしてやっと、完成できました!

 

 

 

屋根材は、周囲の建造物に合わせて銅を選んでいます。

経年により、キレイな青銅色になっていくでしょう。
ぜひ、実物を見に、當麻寺 中之坊へ足をお運びいただけると嬉しいです。

 

穏やかな時間が流れていて、心が落ち着くお寺です。

 

當麻寺 中之坊

葛城市當麻1263

 

詳しくはコチラから

http://www.taimadera.org/

 

最後までお読みいただきありがとうございます♪

 

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